BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-6巻解説|サラダの万華鏡写輪眼&7巻発売日・最新話情報

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BORUTO-TWO BLUE VORTEX-漫画6巻の表紙画像

「BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-」最新刊・第6巻が発売!
サラダの万華鏡写輪眼「大日孁(オオヒルメ)」の開眼や、デルタの異変など、見逃せない衝撃展開が描かれています。この記事では6巻のあらすじを詳しく解説し、物語の考察や伏線を整理。さらに次巻7巻の発売日や最新話(第26話)までの展開もご紹介します。

  • 作品名:BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-
  • 作者:池本幹雄
  • 原作・監修:岸本斉史
  • 出版社:集英社
  • 掲載誌:Vジャンプ
目次

あらすじ

BORUTO TWO BLUE VOLTEX5巻22話でうちはサラダが万華鏡写輪眼"大日孁(オオヒルメ)"を開眼させたシーン
©︎岸本斉史・池本幹雄/集英社

風の国。人神樹の粒(リュウ)と対峙する木ノ葉の里のサラダは、砂の里のヨドの犠牲を機に、自らの意思で万華鏡写輪眼を開眼させます。”万華鏡写輪眼 大日孁(オオヒルメ)“と名付けられたその術は、重力を発生させる渦状の球体を4つ生み出し、重力を自在に操れるというもの。

サラダはヨドとアラヤをミツキに託し、重力を使って粒の攻撃を吸い込むどころか、粒自体を球体に張り付けます。粒を引っ張る力は増す一方で、ついに指一本も動かせなくなった粒はその場で消滅しました。粒の最期を見届けたサラダは、右目から血の涙を流して倒れ込みました。

果心居士のアジト。ボルトは果心居士のアジトで、サラダたちの状況を把握していました。果心居士が科学忍具の蛙を使ってエイダと通信を繋ぎ、エイダの千里眼で一部始終を実況してもらっていたからです。サラダの開眼のために加勢しなかったボルトも、人神樹の祭(マツリ)を怒らせて窮地に立たされた木ノ葉丸を見過ごすことなどできませんでした。

すぐにボルトは避雷針の術で木ノ葉丸の元へ駆けつけ、一太刀で祭を始末しました。しかし、ボルトは他の人神樹と感覚の一部を共有している十羅(ジュラ)に捕捉されます。すべて想定内だったボルトは木ノ葉丸に祭の棘魂(とげだま)を持たせ、ミツキたちと最初の合流地点に向かうよう促しました。

そこへ十羅が現れ、ボルトは螺旋丸「渦彦」や紫電を操り応戦します。それでもボルトは圧倒的な力の差を感じており、師匠サスケの刀を爪先だけで欠けさせた十羅に動揺します。その一瞬の隙を突かれて蹴り飛ばされたボルトは動けなくなってしまいますが、トドメを刺そうとする十羅の背後からカワキが現れました。

▶︎前の話:BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-漫画5巻ネタバレ解説と考察|サラダの新能力“大日孁”の正体とは?次巻の伏線も紹介

ネタバレ解説・考察

ボルトとカワキの成長

ボルトの成長

十羅に紫電を放つボルト
©︎岸本斉史・池本幹雄/集英社

ボルトは果心居士の能力”十方(じっぽう)”のおかげで、未来の自分が習得済みの技や術を伝授してもらえたことにより、急激な成長を遂げています。十羅との闘いでは雷遁忍術である”紫電”や、螺旋丸「渦彦」を使用していました。

紫電はチャクラの形態変化を極めた術で、うちはサスケの術”千鳥”とよく似ています。それもそのはず、ボルトはサスケに弟子入りした中忍試験の時に千鳥について教わっているからです。この際はまだ科学忍術に頼っていたボルトですが、エイダの”魅了”の影響で里を抜けてからサスケと修行に励み、片手印で紫電を操れるようにまでなりました。

なお、この術の開発者は六代目火影のはたけカカシであり、第四次忍界大戦で写輪眼を失ったことから雷切を切り裂く形で使用する紫電に改良しました。その他の使用者には、ミツキ(殻の外陣の青との戦いにて使用)もいます。

螺旋丸「渦彦」は、自身のチャクラと、惑星の自転や公転、それに伴う遠心力などのエネルギーを取り込んで形成する新しいタイプの螺旋丸。螺旋丸によるダメージに加え、平衡感覚の麻痺も起きます。星の回転が半永久的であるため、「渦彦」の効果も決して消えません。ボルトはこの星の運動にまつわるエネルギーを星のチャクラと称しているものの、ナルトやミツキが仙人モードで使用する自然エネルギーとは別物です。

カワキの成長

十羅を踏みつけるカワキ
©︎岸本斉史・池本幹雄/集英社

カワキは「BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-」漫画5巻の第18話にて、アマドに新たな楔(カーマ)の設定を攻撃特化に変更するよう求めました。その際、アマドは娘のアケビのクローン体に楔を刻んで彼女を復活させることが先だと反論しましたが、カワキは聞く耳を持たず話し合いは平行線を辿ります。

ところが、今回十羅と戦うボルトを助けにきたカワキの能力がパワーアップしていたのは一目瞭然です。実際、十羅もその異変を感じ取っており、人神樹のボスで別格の十羅さえも驚かせました。

十羅の尾獣玉を楔で吸収したり、少名毘古那(スクナヒコナ)で自身の体を小さくして近接攻撃を回避したりと、格上の十羅の攻撃を1度も受けませんでした。使用する術は変わらなくてもその威力は段違いなのが見て取れます。

とはいえ、アマドが長年研究してきたアケビの復活を諦めるとは思えず、カワキには命を落とさないような何かしらの保険がかけられているのかもしれません。

デルタの異変

デルタはアマドの娘アケビのクローンの失敗作であることがBORUTO漫画19巻で判明しています。アケビの外見と記憶は引き継ぐも、人格までは引き継げませんでした。そのため、デルタには肉体の予備があり、アマドと設備さえあれば何度でも復活することが可能です。

今まで復活しても性能が変わることはなかったデルタですが、「BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-」第23話で木ノ葉丸たちの元に現れたデルタは、飛行方法が今までとは異なりました。

今までのデルタは足についた科学忍具のジェット噴射で飛行していました。ところが、木ノ葉丸たちの元に現れた際のデルタは、カワキのように空中浮遊していたのです。この飛行能力は大筒木の基本能力の1つなので、デルタにも神術が発現した可能性があります。

これが偶然のものなのか、アマドが意図的にしたものなのかは現時点ではわかりません。しかし、果心居士の神術”十方”が後発的に発現したように、デルタも何らかの理由で神術を発現させたとしてもおかしくはないでしょう。

棘魂には”大筒木の情報”が刻まれている⁉︎

空に浮く棘魂を見つめるミツキたち
©︎岸本斉史・池本幹雄/集英社

※ここからは第25話のネタバレを含みますのでご注意ください。

「BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-」第25話にて、棘魂の正体について触れられています。それによると、棘魂はただの武器ではなく、神樹のエネルギーを宿す結晶体のようです。

棘魂の正体について知る

第25話では、棘魂はただの武器というよりは、神樹の根源のような力を凝縮した結晶体であるかのように描かれています。だとすれば、棘魂には神樹の記憶や、大筒木の情報が含まれていてもおかしくありません。

木ノ葉に亡命した際のアマドは、十尾の本当の正体は大筒木一族が星の命をチャクラの実に変えるために植える苗木であると証言しています。

これを踏まえて、棘魂に大筒木の情報が含まれていたとすれば、木にされた人々を救うために棘魂を使うと、その人物に大筒木の情報が含まれる可能性があります。もしそうなれば、その人物たちは体内に大筒木の情報がある以上、人神樹に命を狙われ続けることになるでしょう。

※人神樹の目的は、本来の目的である”大筒木を食らう”こと。

また、大筒木の情報には強力な能力があるため、コントロール不能な進化を起こす可能性もあります。忍界そのものを揺らがす望まない変革が起きることが危惧されます。

次巻(7巻)の発売日・最新話(第26話)までのネタバレ

次巻(7巻)の発売日はいつ?

現在発売されているVジャンプに連載されているのは、Vジャンプ11月号に掲載されている第26話。

「BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-」の単行本では、いつも4話ずつ収録されているため、恐らく次巻は第25〜28話までと思われます。その次巻(7巻)の発売日は未定です。

BORUTO最新話(第26話)までの展開ネタバレ

ボルトの避雷針の術で何とか木ノ葉の里へと戻った木ノ葉丸たちは、モエギを包み込む木に棘魂を突き刺します。モエギはすぐに病院で診察を受け、軽い栄養失調とチャクラの流れが滞っている以外の問題はありませんでした。砂の里のシンキと我愛羅も無事だったようです。

ボルトは、精神世界で大筒木モモシキと接触を図っていました。そこでボルトはモモシキに力を貸してほしいと頼み、十羅を倒すことができれば自分の身体を渡すとの報酬を提示したのです。

一方、サラダは筧スミレの元を訪れ、ついに”ボルトが好き”という気持ちを認めます。こうしてサラダとスミレは和解し、正式にライバル関係となりました。一部始終を千里眼で視ていたエイダは2人の会話を楽しみつつも、あることに気づいていました。

それは、サラダとスミレがエイダの能力”魅了”の影響を受けていないこと。魅了の影響下にあれば、エイダ以外の者を好きになることはないからです。そこでエイダは2人を家に呼び出し、核心に迫ります。

まとめ|ボルトたちの成長と次巻への注目ポイント

  • サラダは万華鏡写輪眼「大日孁(オオヒルメ)」を開眼し、新たな力を手にした
  • ボルトは螺旋丸「渦彦」や紫電、避雷針の術を使いこなし、モモシキとの関係性が今後の展開のカギを握っている
  • カワキは忍らしさを身につけ、ボルトとの距離感にも変化が見えた
  • サラダとスミレのボルトに対する想いを知ったエイダはどんな行動に出るのか

こうしたサラダを始めとするキャラクターの進化や異変が描かれた6巻は、物語の転換点とも言える重要な巻となりました。次巻の7巻では、十羅を倒すためにモモシキに取引を持ちかけたボルトがどうなるのかが最大の注目ポイントとなりそうです。

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「BORUTO-ボルト- -TWO BLUE VORTEX-」©︎岸本斉史・池本幹雄/集英社

※本ページの情報は2025年10月時点のものです。最新の配信状況は公式サイトをご確認ください。

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