【世界比較】冬はこんなに違う!日本と8か国のリアルな冬事情

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日本の冬を象徴する函館の雪景色と、冬がない国を表すサバンナの日の出の象シルエットを並べた「冬のリアル比較」記事のアイキャッチ画像。

日本の冬といえば、冷たい空気やこたつ、鍋、イルミネーション、そして年末年始の行事を思い浮かべます。しかし、世界には”冬=寒い季節”という常識が通用しない国もあります。

今回は、カタールや南アフリカ、スウェーデン、アメリカなど、合計8か国の人に”冬のリアル”を直接聞き、日本の冬との違いを比較してみました。気候、文化、暮らし……国ごとにまったく異なる“冬の姿”を覗いてみましょう。

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目次

🇯🇵日本の冬の特徴|寒さ・乾燥・行事が重なる独特の季節

冬の日本をまとめたコラージュ。こたつでくつろぐ室内、街のイルミネーション、温かいおでん、雪化粧の富士山を配置した冬の風景。
©︎ボブのおもちゃ箱

日本の冬は、ただ気温が下がるだけの季節ではありません。地域ごとの気候差、生活スタイル、冬ならではの文化が重なり、“日本人ならではの冬の感じ方” が形づくられています。

ここでは、日本の冬を象徴する3つの視点から見ていきます。

地域差が大きい冬の寒さ

日本の冬は、北から南までまったく別の季節が広がっていると言ってもいいほど、地域差が大きいのが特徴です。

北海道では、冬が始まれば長い期間に渡って一面の雪景色が広がります。気温が氷点下になるのも日常で、暖かなダウンコートやブーツは欠かせません。溶けかけた雪が再び凍るブラックアイスバーンなど、冬独自の生活リスクもあります。

一方で、関東では雪は滅多に降らず、冬の特徴は乾燥の強さにあります。肌が突っ張るような空気の冷たさで、風が吹くとより一層体感温度が下がります。

関西を訪れたことのあるイギリスの人からはこんな声もありました。

「大阪の冬は寒くて雪も降らないから好きじゃない。」

雪が降る地域には雪の悩みがあり、雪が降らない地域には乾燥や底冷えの悩みがある。1つの国の中でも、”冬が2種類、3種類存在する”と言えるのが日本の冬です。

冬の文化(こたつ・鍋・年末年始)

日本の冬を特別にしているのは、寒さと文化が深く結びついていること。

冷たい空気の中で家に帰ると、まずこたつに潜り込んで温まる。こたつでみかんを食べるという、あの独特の冬の時間は海外ではほとんど見られません。

食事にも季節ならではの魅力があります。湯気が立つ鍋料理、おでん、熱々のスープ。外が寒いからこそ、家の中で”あったかいご飯を囲む時間”が価値を持つのです。

さらに、日本の冬は行事の密度が世界でもトップクラス

  • クリスマスのイルミネーション
  • 大晦日の静けさ
  • 除夜の鐘
  • 初詣
  • おせち料理
  • 福袋

海外の人からすると、日本の冬は「寒さを紛らわすための文化」ではなく、冬そのものを楽しむイベントが多い国として映っているようです。

海外と大きく違う暖房事情

日本の冬でよく指摘されるのが、”家の中が寒い問題”です。

スウェーデンやイギリスなど寒冷地域では、家全体を暖めるセントラルヒーティングが一般的。部屋ごとの温度差が少なく、どれだけ外が寒くても屋内は快適に保たれています。

しかし日本の場合、暖房の中心はエアコンやストーブなどの”部分暖房”。
そのため、

  • 部屋によって温度差がある
  • 廊下や脱衣所が極端に寒い
  • 家の中で息が白い

といったことも珍しくありません。

海外の人からはこんな声がよく上がります。

「日本の家は外より寒い。」
「冬の日本旅行はヒートテック必須。」

これは日本の住宅が断熱構造を強く意識していない歴史が長かったことが背景にあります。近年は改善されつつあるとはいえ、海外と比べるとまだ差は大きいのが現状。

このように、日本の冬は”外の寒さ”だけでなく、家の中の寒さとの付き合い方が文化になっている国とも言えます。

冬なのに”暖かい国”の冬|快適シーズン編(カタール・南アフリカなど)

日本では「冬=寒い季節」というイメージが強いですが、世界には“冬がむしろいちばん過ごしやすい”という国が存在します。

そんな国々では、冬は寒さと無縁で、日本でいう春や初夏のような気候が広がり、街の表情も明るくなります。暑さが厳しすぎる地域では、冬こそが”外に出て楽しむ季節”であり、イベントや観光のハイシーズンにもなります。

ここでは、そんな冬が快適な国の代表例として中東のカタール、南半球の南アフリカの冬を紹介します。どちらの国からも、日本の冬とはまったく違う”季節の価値観”が見えてきます。

🇶🇦カタール|冬=26℃で1年で最も快適な季節

カタールの冬をまとめたコラージュ。ドーハの海沿いの高層ビル群、夜のファナール・イスラム文化センター、砂漠の夕日、スーク・ワキーフの市場が含まれている。
©︎ボブのおもちゃ箱

カタールの「冬」は、暑さから解放される最高の季節。日中の気温は 25〜26℃前後 と、日本の春のような快適さ。

カタールで働く友人はこう言います。

「冬は1年で1番いい季節。外での生活がやっとできる。」

理由ははっきりしていて、夏は朝7時ですでに40℃、昼には50℃ に達するほど過酷だから。そんな日常を知っているからこそ、冬は”命の休息”みたいな季節なのです。

クリスマス文化はありませんが、大晦日の花火はド派手で、冬は観光シーズンのピーク。日本の”凍える冬”とは真逆の、温暖で過ごしやすい冬がここにはあります。

🇿🇦南アフリカ|今は真夏。地域によって気候が大きく違う国

南アフリカの夏の景色をまとめたコラージュ。テーブルマウンテンとケープタウンの海、ウォーターフロントの港、サファリのキリンのシルエット、緑の山々の風景を組み合わせ
©︎ボブのおもちゃ箱

南アフリカは日本と季節が真逆で、12月は真夏の真っ盛り。ただし国土が広いため、“南アフリカの夏”にも2つの顔があります。

ひとつは、乾燥した空気が広がるケープタウン側。
もうひとつは、湿度が高くスコールのような雨が降る東海岸(ダーバン)側。
同じ国でも、気候が全く異なるのが特徴です。

以下に、南アフリカの”夏と冬の姿”を整理しながらご紹介します。

■ ケープタウン:乾燥して30℃、自然火災も起きる

ケープタウンの夏はとても乾燥していて、空気はカラッとして過ごしやすい一方、火災が起きやすい気候でもあります。

実際にケープタウンに住む友人はこう話してくれました。

  • 夏は非常に乾燥
  • 火災警報がよく出るほど
  • 空気がカラッとしていて、日本の湿度とは真逆

乾燥した大地を風が抜け、”アフリカの夏らしい”景色が広がる場所です。

■ ダーバン(東海岸):湿度が高く雨も多い

同じ南アフリカでも、東海岸のダーバンはまったくの別世界。湿度が高く、雨量も多く、熱帯気候に近い環境が特徴です。

「ケープタウンとは本当に別の国みたい。」と南アフリカの人自身が言うほど。

乾燥した空気が広がる西側と、湿気と緑の多い東側は、同じ時期でも”別の季節”を過ごしているようです。

■ 冬(6〜8月)は地域差が大きい

南アフリカの冬は6〜8月に訪れますが、この冬もまた、地域によって全く違う顔を見せます。

  • 寒い地域:しっかりコートが必要な”冬らしさ”
  • 暖かい地域:日本の秋に近く、日中は過ごしやすい
  • 全体としては「日本より暖かい」という印象が強い

そして面白いのが、“真夏にクリスマスを祝う”文化が今もしっかり残っていること。

南アフリカの友人は、こう教えてくれました。

「クリスマスイブ、クリスマスデー、ボクシング・デー……全部お祝いするよ!」
「ボクシング・デーはクリスマス翌日の祝日なんだ」
「その日はみんな休みで、クリケットを見る日でもあるんだ。
スタジアムに観に行ったり、家でテレビ観戦したりするよ」

日本ではあまり馴染みがない”ボクシング・デー”ですが、これはイギリスやイギリス連邦の国々で広く祝われる祝日。

もともとは、クリスマスの翌日に”教会が寄付の箱(ボックス)を開けて困っている人たちに分け与えた”という伝統が始まりとされ、現在では「家族で過ごす日」「プレゼントを贈り合う日」として定着しています。

南アフリカでもこの文化が根強く、クリスマスイブ・クリスマスデー・ボクシングデーと3日連続でお祝いムードが続くのが特徴。しかもそれが 30℃近い真夏の中で行われるので、寒い冬にクリスマスを迎える日本とはまったく違う景色が広がります。

  • 外でバーベキュー
  • テラスでの食事
  • ビーチで過ごすクリスマス
  • 家族とクリケット観戦

こうした”夏のクリスマス”は、南アフリカならではの魅力。

季節は違っても、「大切な人と一緒に過ごす」という根っこの想いは世界共通なのが、なんだか素敵です。

冬が本当に寒い国の冬|暗さ・雪・文化が濃い国(スウェーデン・ハンガリーなど)

一方で、冬が厳しく、本物の寒さと暗さに包まれる国々もあります。ここでは北欧のスウェーデンや、中央ヨーロッパのハンガリーなど、”冬らしい冬”を持つ国々の暮らしを紹介します。

🇸🇪スウェーデン|午後3時に日没。光を求めて生きる北欧の冬

スウェーデンの冬の魅力をまとめたコラージュ。雪化粧したストックホルムの街並み、クリスマスデコレーションのカフェ外観、トナカイのそり体験、オーロラが輝く北極圏の風景を組み合わせた画像。
©︎ボブのおもちゃ箱

スウェーデンの冬は、寒さよりも“太陽の短さ”が辛いと聞きます。午後3時には太陽が沈み、街はすぐに夜の雰囲気へ。

スウェーデンの人は、こう語りました。

「冬は日照時間がとても短いから、太陽を目で追ってしまう。少しでも光を浴びたいんだ。」

北欧の家が暖かい照明とインテリアにこだわるのは、この環境が大きく影響しています。室内での”光の演出”は、冬の暮らしを支える文化になっています。

🇬🇧イギリス|冬が長い。日照が少なく、東京よりも数ヶ月長い冬

イギリスの冬は日本より長く、11月下旬〜4月まで続く長期戦。

気温も低く、「東京で1番寒い日が、イギリスの冬の”平均”くらい」という声も。

ヨーロッパ式のクリスマスは非常に魅力的で、ホットワインを片手にクリスマスマーケットを楽しんだり、工芸品の屋台が立ち並んだりと、街全体が”冬の祝祭”になります。

🇭🇺 ハンガリー|寒くて雪は少ない冬。街じゅうが光に包まれるクリスマスの国

ハンガリーの冬の見どころをまとめたコラージュ。ライトアップされた国会議事堂、ブダペストのクリスマスマーケット、雪のイルミネーション通り、夜のセーチェニ温泉を組み合わせた画像。
©︎ボブのおもちゃ箱

ハンガリーの冬は、日本と同じようにしっかりと寒さを感じる季節ですが、意外にも雪はあまり降らず、しとしと雨が多いのが特徴です。

とはいえ、冬のハンガリーは”寒さの中に温かさが灯る季節”とも言われ、街の雰囲気はどこかロマンチック。特に12月に入ると、街の空気は一変します。

ハンガリーの人は、こう話してくれました。

「クリスマスイブは12月24日。学生も大人も12月22日まで学校や仕事があるよ」
「大きな都市では中心広場がライトアップされて、道路にまでイルミネーションが飾られるんだ」
「アドベントマーケットもあって、私の街のマーケットはすごく有名なんだよ」

街の中心部は光のアーチで飾られ、イルミネーションが道にまで広がる様子はまるで映画のワンシーン。クリスマスマーケットでは雑貨やホットワイン、可愛い手作りオーナメントが並び、冬の寒さがむしろイベントのワクワク感を引き立てています。

さらに印象的なのが、伝統料理の豊かさ

  • ハラースレー(魚のスープ)
  • ローストダック(鴨のロースト)
  • ペルケルト(ハンガリー風シチュー)
  • ご飯やマッシュポテトを添える家庭料理スタイル
  • ジンジャーブレッドクッキー
  • ベイグリ(美しい渦巻き模様の巻き菓子)

中でも”ベイグリ”は、ハンガリーの冬を象徴するお菓子。ケシの実やクルミのペーストを生地で巻き込んで焼く、見た目も味も華やかな伝統スイーツです。

“雪の少ない冬”でありながら、街の光、マーケット、家庭料理のあたたかさが重なり、ハンガリーの冬はどこか優しい時間が流れているように感じられます。

🇺🇸アメリカの冬|地域差が大きすぎる”国のサイズ感”とクリスマス文化

アメリカの冬を表すコラージュ。ロックフェラーセンターの巨大ツリー、住宅街のクリスマスイルミネーション、プレゼントを交換する家族、雪景色のセントラルパークが写っている。
©︎ボブのおもちゃ箱

アメリカの冬を語るとき、まず最初に理解したいのは地域差がとにかく大きいということ。同じ国の中で、雪がほとんど降らない都市もあれば、毎年必ず吹雪に包まれる地域もあります。

例えば、カリフォルニア州サンフランシスコでは雪はほぼ降らず、冬といっても”冷たい秋”のような気候。

サンフランシスコに住む友人はこう話します。

「サンフランシスコでは冬は冷えるけど、雪はめったに降らないよ。」

一方でニューヨークやミシガンなどの東海岸では、雪が積もり、氷点下の寒さが続くことも珍しくありません。この国の広さそのままが季節の差に直結するのは、アメリカならではの冬の特徴と言えます。

クリスマス文化が圧倒的に強い

アメリカの冬を象徴するのは何といってもクリスマス

その存在感は日本の比ではなく、「冬=クリスマスの季節」 といってもいいほど。12月に入ると、街は一気にホリデームードに包まれます。

  • 民家が本気でライトアップする
  • 地域によってはライトショーを開催
  • 巨大な本物のモミの木を飾る家庭も多い
  • ショッピングモールや街の広場に巨大ツリーが登場

クリスマスの飾りつけは家族行事のひとつであり、家の外観を競うデコレーションコンテストまである地域も。

アメリカの人にとってクリスマスは単なるイベントではなく、家族・伝統・コミュニティを象徴する日。この文化の強さが、アメリカの冬のイメージを決定づけています。

お正月は家族団らんの時間

日本と比べると、アメリカのお正月はやや静か。

行事の派手さよりも、クリスマスから続く家族で過ごす温かい時間という位置づけです。

  • 家族や友人と映画やゲームを楽しむ
  • 家でゆっくり過ごす
  • カウントダウンをテレビで観る
  • 少しだけ花火が上がる地域もある

こうした、穏やかでゆるやかな年越しがアメリカの特徴。クリスマスの賑やかさとは対照的な、落ち着いた冬の終わり方だと言えます。

🇮🇳冬のある地域とない地域が混在するインドの冬

インドの冬の多様性をまとめたコラージュ画像。北インドのカシミールに広がる雪景色、デリーの霧がかかったインド門、冬に焚き火を囲む人々、南インド・ケララ州の暖かい水上ハウスボートの風景を組み合わせている。
©︎ボブのおもちゃ箱

インドの冬は、とにかく地域による差が大きいのが特徴。国が広いだけでなく、地形や標高の違いから、同じ季節のはずなのにまったく別の冬が広がる国でもあります。

北に向かえば風景は一気に変わり、南へ行けば冬という概念そのものが薄れる。そんな冬の多様性こそがインドらしさです。

北インドは本格的な冬、南はほぼ常夏

インドの冬は”ひとつの冬”ではなく、複数の冬が同時に存在しているようなもの。

北インド(山岳地帯):本物の冬が来る

ヒマラヤに近い北の山岳地帯では、雪がしっかり降り、本格的な冬が訪れます。氷点下になる地域もあり、「インドにも雪が降るの!?」と驚く人が多いほど。

山の村では霧が立ちこめ、外の空気はキンと冷えて肌に刺さる寒さになることも。

北部(デリー周辺):しっかり寒い

首都デリーなどの北部でも、冬は日本の秋〜初冬のようなしっかりした寒さがあります。現地の人に話を聞くと、「冬になると朝の霧が濃くなる。外はひんやりして気持ちいい。」という声も。

インドというと”暑い国”のイメージが強いですが、実は北側には冬らしい冬がちゃんとあります。

南インド:冬が存在しない

一方で、南インドはほぼ常夏。冬になっても気温はあまり下がらず、冬らしさを感じない地域も珍しくありません。

同じ季節なのに、国の中で冬の定義が変わる。この気候の多様性こそがインドらしさの象徴です。

冬の過ごし方(文化が面白い)

インドの冬文化は、寒さそのものより冬をどう温かく楽しむかにフォーカスされています。

体を温める食べ物をよく食べる

インドでは、冬になると温める性質のある食材がよく食卓に登場します。

  • シナモン
  • ジンジャー
  • ドライフルーツ
  • ギー(精製バター)
  • ナッツ
  • 温かいチャイ(スパイス入りミルクティー)

特にチャイは冬の代表格で、スパイスの香りと温かさが体の中からじんわり広がり、”インドの冬の味”と言えるほど。

キャンプファイアーを囲む文化

地域によっては、冬になると家族や友人と焚き火を囲む文化があります。夜風の冷たさを火で和らげながら、チャイやスナックを楽しんだり、談笑したりする時間がとても大切にされています。

聞き取りを行ったインドの人いわく、「どこの国でも冬は好き」とのこと。これは、寒さそのものより”冬という季節に人が寄り添う”インドらしい価値観のように感じられました。

冬が存在しない国が描く”日本の冬”のイメージ(フィリピン・インドネシア)

世界には「冬」という季節そのものが存在しない国もあります。

気温が年間を通して高く、雪が降ることもなく、”四季”という概念が薄い国にとって、日本の冬はまるで別世界。

今回は、フィリピンとインドネシアの人たちが抱く”日本の冬のイメージ”を聞いてみました。実際の声は、どれも日本人が思っている以上に、新鮮で、温かくて、ロマンチックでした。

🇵🇭🇮🇩フィリピン・インドネシア|冬のない国から見た日本の冬

フィリピンもインドネシアも、基本的には常夏の国。季節は「乾季・雨季」の2つで、冬という概念はありません。だからこそ、日本の冬に対しては体験したことのない幻想的な季節という捉え方がとても強いです。

聞き取りからは、雪やイルミネーションといった冬ならではの現象に対する強い憧れが見えました。

雪は”憧れの象徴”

「いつか雪を見てみたい」
「雪景色の日本は夢みたい」
と、雪=ロマンのイメージが圧倒的。

イルミネーションは夢みたいに綺麗

冬がない国では、街中がライトアップされる文化が薄いため、日本や韓国のイルミネーションに強い憧れを抱く傾向があります。

“こたつ”は魅力的で面白い文化

こたつ文化は海外から見るととても不思議で面白く、「私も入ってみたい」「こんな家具あるの?」という反応がとても多い。

インドネシア東部のみ”例外的に雪”

インドネシアの一部の山岳地帯では雪が降ることもありますが、国全体ではやはり冬は存在しないという認識が一般的。

だからこそ、日本の冬は”非日常の季節”として映っているのです。

日本は冬より”春と秋”のイメージが強い理由

意外だったのは、フィリピン・インドネシアの人たちが抱く日本の季節イメージは冬よりも圧倒的に”春と秋”が強い ということ。その理由は、はっきりしています。

✔️桜・紅葉が世界的アイコンだから

「日本=桜」「日本=紅葉の国」というイメージが海外では非常に強く持たれています。SNSで最もシェアされる日本の風景も、桜と紅葉が圧倒的多数です。

そのため、「日本といえば春や秋。冬は他の国とあまり変わらない」という声もあったのが興味深いポイント。

冬がない国だからこそ、逆に日本の冬がイメージしづらいという背景もあるのでしょう。

世界の冬を比べて見えた”生活スタイル”の違い

ここまで気候・文化・行事を見てきましたが、冬の本質的な違いは「どう暮らすか」に集まります。最後に、生活スタイルの視点から冬の差を整理してみましょう。

暖房文化の差(セントラル vs 日本式)

海外の寒冷地域では、家全体を暖める セントラルヒーティング が一般的です。そのため、どれだけ外が寒くても、室内は常に暖かく快適。

一方、日本ではエアコンやストーブなどの”部分暖房”が主流なため、よく「日本の家の中は寒い」と言われます。

  • 部屋ごとの寒暖差
  • 廊下や脱衣所の極端な寒さ
  • 家の中で息が白い

こうした状況は、日本ならではの冬の特徴です。

冬の楽しみ方の文化差

冬をどう楽しむかも国ごとに異なります。

  • 北欧:光を大切にする文化
     暗い冬だからこそ、照明・キャンドル・室内インテリアが重視される。
  • アメリカ:クリスマス中心
     ライトアップ、ツリー、家族の時間が冬の象徴。
  • インド:キャンプファイヤー文化
     冬は”火を囲む”季節で、体も心も温める時間が大切にされる。
  • カタール:冬こそアウトドアの季節
     25〜26℃の過ごしやすい気候となり、
     冬が1年で最もアクティブに動ける季節になる。

世界を見渡すと、「冬の意味そのものが国によって違う」ということがよくわかります。

まとめ|”冬”は世界共通じゃない。日本の冬はとてもユニーク

ここまで世界の冬を見てきて感じるのは、“冬という季節は、世界共通の現象ではなく、文化そのものだ”ということ。寒さの種類も、日照時間も、楽しみ方も、そして「冬がない国での冬のイメージ」さえも、まったく異なります。

そんな国々の冬を知ることで、日本の冬の魅力——乾燥した冷たい空気、こたつ、イルミネーション、年末年始の静けさ、雪景色——そのすべてが、あらためて特別に思えてきます。

冬は世界共通ではない。
だからこそ、日本の冬は比べてみるほどユニークで面白い。

今回の冬比較が、日本の冬を別角度から楽しむきっかけになれば嬉しいです。世界の秋を比較した記事もあるので、興味のある方はそちらもあわせてお楽しみください。秋比較は、以下の関連記事リンクからご覧いただけます。

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※本ページの内容は2025年12月時点の調査や聞き取りに基づいています。気候やイベントの時期などは変動する場合があるため、最新情報は現地の観光局や公式発表をご確認ください。

日本の冬を象徴する函館の雪景色と、冬がない国を表すサバンナの日の出の象シルエットを並べた「冬のリアル比較」記事のアイキャッチ画像。

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